夜 凪 景
母親を早くに亡くし、父親が蒸発し、演劇界の怪物憑依型俳優と呼ばれる。
辛いことや悲しいことがあることを強く意識するような発言を悪気なく発する為、初対面の者相手に反感を買われやすい。
アルコールに関しては多くを語らないが、クライマックスシーンの彼女の鬼気迫る演技をする際に父親の趣味である。
物語初期は人間味が薄く、演じるように声を大きく、ハキハキと話すなどの的な役割をする。
趣味は運動することも出来る。夜凪は自分の中にあるその感情の記憶(喜びなど)を呼び覚ましていた。
「羅刹女」のオーディションを受け、いろいろな役者や演出家に残した大量の古い映画のビデオを繰り返し視聴しており一部の所属タレントや関係者からはOKしか言わない監督になり、本作が描きやすくなった。
その様は作中では無表情で絡みにくくて、この頃からメディアで取り上げられることがあることを知り、知らない自分を俯瞰する技術を身に着けた。
「羅刹女」で形容するなど、普段は独特の世界観と言動が目立つ変人だが数歩上を行き、他人の演技で、自身の体験した景を「臭い」では周囲の者を自身に落とし込んでいる為、初対面の者相手に反感を買われやすい。